事業計画って必要なの?
代々木で起業支援する会計事務所、start-with/スタートウィズの荻島です。 起業あるあるの7つ目です。 Q:事業計画って必要なの? A:必要です。 とあっさり終わってしまいそうな感じですが、今回は事業計画の中身というよりも なぜ必要か を考えていきたいと思います。 ◆事業計画に書かれるモノ そもそも事業計画ってどんなもの?という疑問があるかもしれませんので一例として日本政策公庫の創業融資申し込みの際に記載する「創業計画書」の項目を見てみましょう。 日本政策金融公庫の創業計画書記載例のページ ①創業の動機 そもそも何故起業しようと思ったか? ②経営者の略歴等 どのような人物が起業しようとしているのか? ③取扱商品/サービス どのような価値を提供しようとしていて、その「売り」は何か? ④取引先/取引関係等 わが社の商品、サービスの販売先はどのような人か? 調達はどのようにするのか? ⑤従業員 どのくらいの組織規模で起業するのか? ⑥借入状況(事業資金以外) ここは融資をした場合の返済能力を見る材料です。 ⑦必要な資金と調達方法 起業に必要な資金と使途を計画し、その資金をどのように調達するか? ⑧事業の見通し 起業した結果、1年間でどのくらいの収入と支出があるのか? その根拠は? ざっと上記の項目を書いていく事になります。これはあくまでも事業計画の一つのひな形ではありますが、 政策公庫の【記入例】に記載されているぐらいの内容では経営に必要な事業計画としては全然足りません。 なぜ、事業計画書は必要なのかを考えるとその理由は分かると思います。 ◆なぜ、事業計画書が必要なのか? 事業計画書の必要性は、必要性を考える主体が誰かによって変わってきます。 色々な主体が考えられるでしょうが、ここでは4つご紹介します。 1、起業家、経営者にとって まずは、起業家・経営者自身にとっての必要性です。 色々な考え方はあるのだと思いますが、起業家・経営者にとって事業計画は正しいコンパスを持つために必要だと考えています。 計画を作ること自体が大切なのではなく、その作成結果とし