投稿

10月, 2014の投稿を表示しています

事業計画って必要なの?

イメージ
代々木で起業支援する会計事務所、start-with/スタートウィズの荻島です。 起業あるあるの7つ目です。 Q:事業計画って必要なの? A:必要です。 とあっさり終わってしまいそうな感じですが、今回は事業計画の中身というよりも なぜ必要か を考えていきたいと思います。 ◆事業計画に書かれるモノ そもそも事業計画ってどんなもの?という疑問があるかもしれませんので一例として日本政策公庫の創業融資申し込みの際に記載する「創業計画書」の項目を見てみましょう。 日本政策金融公庫の創業計画書記載例のページ ①創業の動機 そもそも何故起業しようと思ったか? ②経営者の略歴等 どのような人物が起業しようとしているのか? ③取扱商品/サービス どのような価値を提供しようとしていて、その「売り」は何か? ④取引先/取引関係等 わが社の商品、サービスの販売先はどのような人か? 調達はどのようにするのか? ⑤従業員 どのくらいの組織規模で起業するのか? ⑥借入状況(事業資金以外) ここは融資をした場合の返済能力を見る材料です。 ⑦必要な資金と調達方法 起業に必要な資金と使途を計画し、その資金をどのように調達するか? ⑧事業の見通し 起業した結果、1年間でどのくらいの収入と支出があるのか? その根拠は? ざっと上記の項目を書いていく事になります。これはあくまでも事業計画の一つのひな形ではありますが、 政策公庫の【記入例】に記載されているぐらいの内容では経営に必要な事業計画としては全然足りません。 なぜ、事業計画書は必要なのかを考えるとその理由は分かると思います。 ◆なぜ、事業計画書が必要なのか? 事業計画書の必要性は、必要性を考える主体が誰かによって変わってきます。 色々な主体が考えられるでしょうが、ここでは4つご紹介します。 1、起業家、経営者にとって まずは、起業家・経営者自身にとっての必要性です。 色々な考え方はあるのだと思いますが、起業家・経営者にとって事業計画は正しいコンパスを持つために必要だと考えています。 計画を作ること自体が大切なのではなく、その作成結果とし

神戸へ社員旅行

イメージ
代々木で起業支援する会計事務所、start-with/スタートウィズの荻島です。 起業あるあるの7つ目・・はお休みです。 先日、社員旅行で神戸へ行ってきました! 1泊2日でしたが天気にも恵まれとても楽しい旅行になりました。 写真は、神戸の象徴(?)ポートタワーです。 エレベーターで展望階まで上って行くと、360度回転する喫茶店があり、神戸港から神戸市内まで一望することが出来ます。 お日柄が良かったのか、1周する間に3組も結婚式を挙げているのが見えました。 おめでとうございます! そして、宿泊は日本3大名湯/古湯らしい「有馬温泉」へ。 久しぶりにザ・温泉街という感じでとても良かったです。 ↑こんな感じのいわゆる温泉街。後ろ姿が私です。 この有馬温泉で見つけた怖いもの・・。 なにか不自然さを感じる・・。 ・・・! 逃げてるような体の構えですが、こちらが逃げ出したくなります。 さて、少し税務の事も書いておきますと、会社の行事で社員旅行などを行った場合でも税金の扱いに注意が必要です。 会社で社員旅行を行う場合旅費は会社持ちになることが多いと思います。 こういった支出は原則として 社員に対する給料と税務上は扱われてしまいます 。 会社の経費である事は間違いないのですが、社員にとっては給料なので現金はもらっていなくても所得税の対象となってしまいます。 ただし、一人当たりの金額が社会通念上妥当な金額であり、 ①旅行の期間が4泊5日以内である事 *海外旅行の場合は、外国での滞在日数が4泊5日以内であること ②旅行に参加した人数が全体の半数以上である事。 を満たした場合には福利厚生費として社員の給与として扱われません。 ちなみに「社会通念上相当」というのは税務で良く出てくるのですが、この社員旅行旅費に関しては実務上10万円が目安とされています。 最後は税務の話に無理矢理つなげましたが、おかげさまで1年に1度の社員旅行を満喫させて頂きました! HP: http://start-with.co.jp

銀行からお金を借りたいんだけどどうすれば良いの?

イメージ
代々木で起業支援する会計事務所、start-with/スタートウィズの荻島です。 起業あるあるの6つ目です。 Q:銀行からお金を借りたいんだけどどうすれば良いの? A:起業時の資金調達方法として最も多いのが金融機関からの借入です。まずはどのような借入方法があるのかを良く調べた上で、どの方法を使うかを決めるのが良いと思います。今回は一般的な金融機関からの借入の流れと、起業時の代表的な融資制度をご紹介します。 1、一般的な融資の流れ まずは金融機関からの借入を行う場合の、借入申し込みから実際に資金が自分の口座に振り込まれるまでの流れを日本政策金融公庫を例としてみたいと思います。 ◆申請~融資実行の流れ(日本政策金融公庫の場合) 全く初めての借入の場合は申込より融資実行まで1か月はかかると考えた方が良いです。 2、創業融資とは? 「創業融資」という言葉自体は通称ですが、一般的に下記の2つをさします。 ①日本政策金融公庫(昔の国金)の「新創業融資」   国が100%出資している政府系金融機関である日本政策金融公庫。 一般の金融機関を補完する金融機関のため、民間よりも創業者にやさしいです。 ②信用保証協会・自治体・民間の銀行が連携している「制度融資」 実績のない創業時には民間金融機関は融資をしにくいものです。そこで信用保証協会が、借り手が金融機関に返済できなくなった場合には代わりに返済するという「保証」を付けることで金融機関が貸しやすい状態を作ってくれます。 また、自治体は保証協会に対する保証料や金利の一部を補助してくれることで創 業者を支援してくれます。 ※民間の金融機関が独自(プロパー)に創業者向け融資を行うことはほとんどありません。 3、創業時に使える融資制度の概要 それでは、創業時に使える融資制度の概要を見ていきます。 ①日本政策金融公庫 「新創業融資」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html 融資限度額 3,000万円 ※う